ニオイの消臭方法は4つのタイプ
- 物理的・・・においを吸着させる
- 科学的・・・化学反応によって中和や分解させる
- 感覚的・・・香りをつける
- 生物的・・・雑菌の繁殖をおさえる
除菌が日常的になり、消臭剤は従来多かった置き型の消臭芳香剤の他にスプレータイプの消臭剤の需要が増えています。
置き型は物理的にニオイを吸着させるやり方が主で、その上で香り付けをします。トイレなどの狭い空間での使用が多く、常時香り付けしたいニーズが多いと思われます。
スプレータイプは、ピンポイントでの消臭の場合での利用が多いです。
ベタベタ感が残る消臭方法
消臭方法は大きく分けると
- 物理的+感覚的
- 科学的
- 生物的
製品によって3タイプに分かれます。
- 物理的+感覚的は、臭いをくっつけて落としておいて、香り付けするもの。
- 科学的は、化学反応を起こして中和分解させるもの。
- 生物的は、除菌剤としての物が多く、消臭もできるもの。
一番手軽に入手できて、広告宣伝や流通も多い物は「1」の物理的+感覚的の商品です。
このスプレータイプでのアンケートで「吹きかけた後がベタベタする」という意見がとても多いです。なぜベタベタするのか。
それは環状糖類というオリゴ糖が成分の中に入っているからです。
環状オリゴ糖といいますが、これはシクロデキストリンという名前です。
ベタベタの原因「環状オリゴ糖シクロデキストリン」
シクロデキストリンとはオリゴ糖がわっかのように環状の形につながったものです。そしてそれは3種類あります。
- 6個で輪になったもの
- 7個で輪になったもの
- 8個で輪になったもの
それぞれ違う働きを持っています。
6個・・・α(アルファ)シクロデキストリン
これはダイエット食品などに使われるもので、わっかになった中に動物性の脂を包んで入れて身体の外に出す働きがあります。
7個・・・β(ベータ)シクロデキストリン
消臭インソールなど靴の消臭や芳香に使われることが多く、香りを運んで臭いを包みます。
8個・・・γ(ガンマ)シクロデキストリン
マグロ成分のサプリメントで使われることが多く、栄養素を輪の中に入れて腸まで運び、栄養素を降ろしたら小腸に吸収されるオリゴ糖です。
消臭スプレーに使われているのはβシクロデキストリンです。(全ての商品に入っているわけではありませんが、ベタベタする使用感のものに使われていることが多いです)
βシクロデキストリンは水に溶けにくく、体内に入ると消化されにくいのが特徴です。とはいえ危険ではありません。
消臭スプレーは空間にある匂いを吸着させて地面に落とすことで消臭します。消臭スプレーでβシクロデキストリンが使われる場合は香りをのせて放出後、臭いと入れ替えて落下します。
この落下したものが「ベタベタ」の正体です。
水に溶けにくいと言うことは、床に落ちたり服に付いたりした後は水分だけ蒸発し、βシクロデキストリンは残ります。そしてベタつきます。
ベタつきは床だけでなく布物でもベタベタします。臭いを消したくて至近距離からたくさんスプレーをしてしまうとその分、βシクロデキストリンが多く残ってしまい、よりベタつきます。遠くからふわっとスプレーすることが推奨されています。
そうなると、消臭効率は落ちてしまい芳香でのカバーリングになってしまうので、悩みどころです。
概要:化学物質安全対策室による家庭内の事故のまとめ。吸引事故では芳香・消臭・脱臭剤の事故件数は4番手にきている。
サラッと消臭するグレープフルーツ種子抽出物(GSE)
GSE水溶液(グレープフルーツ種子抽出物と水が成分)の除菌抗菌剤は「3」の生物的消臭です。多くの臭いの原因である菌やウィルスとカビを除菌して消臭します。
GSEと精製水だけの除菌剤は乾燥したときにベタつきが起こりません。無香料で除菌消臭し、その後は抗菌成分で消臭を長続きします。
フローリングはもちろん、カーテンや寝具など使用後もサラッとします。無香料で消臭した後は、お好みの香りを柔らかくつけて楽しむ事ができます。
GSEユーザーのつぶやき
「物理的+感覚的」タイプの消臭スプレーにはβシクロデキストリン以外にも、内容はわかりませんが除菌成分や香料など複数の成分が入っています。手に取る機会があったら製品の成分ラベルをご覧ください。
ふわっとスプレーすることが推奨されていますが、吸い込む危険性も忘れてはいけない部分です。
臭いのストレスも取り去りたいものですが、安全なものを安心して使用したいですね。
GSE水溶液の除菌剤を使ってとても良いと感じるのは、部屋の消臭に使ってるボトルをそのままキッチン全体の除菌消臭に使えたり、洋服の消臭に使えたりできることです。
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