陰干しのせいなのか・・・洗濯機に入れっぱなしになってしまったせいなのか・・・
夏の猛暑が過ぎ、あっという間に秋雨降りしきり、そして台風の季節になり。洗濯物は毎日溜まるけど、天候が不安定だと部屋干しが増えて、なおかつ臭います。
1度臭ったタオルやTシャツって着ているとニオイがぶり返しますよね。とても不快です。しかも何度洗ってもニオイが取れません。コインランドリーで高熱処理してようやくタオルなどはニオイが取れたなと感じますが、高温の乾燥機に入れられない物はどうしようもなく、捨てるべきか捨てざるべきか本当に悩むところですね。
この原因菌は「モラクセラ菌」。あまり聞かない名前ですが、ひとの常在菌です。
日和見菌なので、通常は悪さはしないものの、免疫が下がれば日和見感染症になります。帯状疱疹やカンジダ症も日和見感染症です。
モラクセラ菌はなかなか頑固な菌でして、乾燥や紫外線に強い菌です。ただ、熱に弱く40度以上あれば効果があるとも言われています。ただ、お湯で洗濯するのも大変です。
モラクセラ菌はその菌自体ではなく、臭いの元はモラクセラ菌の「フン」細菌代謝産物なのです。
米国国立医学図書館の記事によると、モラクセラ・オスロエンシスという細菌は元々日和見感染症を引き起こすことは知られていたが、悪臭に関しては認知されていなかったが、日本での低温での洗濯や室内干しでの洗濯物の悪臭が長い間懸念されていて、調べたところ、
200人の調査で84%の回答者が部屋干しをしていて、干した物の63%に不快な臭いが発生したと報告。2008年には首都圏の女性(20歳~60歳)580人の86%が不快な臭いの発生を報告している。部屋干しのほとんどが臭ってしまってます。
その悪臭の原因は4-メチル-3-ヘキセン酸(4M3H)であると確定し、それはモラクセラ菌が4M3Hを作っているのです。
余談ですが、ヒトの腋下には3-メチル-2-ヘキセン酸が存在していて、特徴的な腋臭の臭いの原因なのです。
ちなみに、常在菌ではありますが、家庭におけるモラクセラ菌の検出場所で一番多いのはキッチンの流しが57%、バスルームの排水から48%、あとは食器洗いスポンジとバスルームの壁、洗濯機でそれぞれ33%の同率3位です。やはりお水が関係しています。
それもそのはず、モラクセラ菌は水分と皮脂などを栄養とするのですから。

日本カケンテストセンターの画像をお借りしました。こんな菌なのです。
しかも、もう一度洗濯し乾燥しても悪臭を放つ菌が生き残ってしまっていて、戻り臭を放つのです。除菌された後の抗菌にも着目していると。
グレープフルーツ種子抽出物(GSE)の除菌効果はもちろんのこと、抗菌することも知られています。元々がオイル状のものであるため、有効成分が残りやすいのです。
洗濯後の脱水前にグレープフルーツ種子抽出物を含ませ、脱水すれば有効成分も残ります。もしくは部屋干ししている洗濯物に噴霧しても有効成分は流れ落ちないので除菌抗菌します。
洗濯物は主に素肌に触れるものです。それなら経皮毒もなく安全な除菌剤で、その効果が高く、さらに抗菌が行えれば、洗濯物悪臭対策も有効と言えます。
今回は洗濯の悪臭対策、原因菌に関する調査事項と、それに対応する、理想的で実際にある除菌抗菌剤のお話でした。
YouTube動画でも説明しています。
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