雑貨品にも天然・天然由来・天然由来成分・植物由来といろいろあります。それぞれの言葉はどこが違うのでしょうか。まず始めに「天然」と「天然由来」では大きく意味が異っています。天然なのかと思って買った商品が、後で見たら違っていた、と翻弄されないようにするにはどうすればよいか考えてみました。

また、ここでは天然のものが安全で、合成されたものも含めた化学物質の全てが身体に悪い、などを示唆する意図はありません。誤解が生じやすい表現で、望まない購入をしないようにすることが目的です。

「天然」と「由来」の意味。

  • 天然・・・自然のままであること。人の力が加わっていない自然のままの状態。
  • 由来・・・以前からその状態であることを表わす。元来。もともと。昔から。

この2つの言葉はホノボノしている気持ちの良い言葉です。

「天然成分」と「天然由来成分」の意味。

天然と由来はわかりましたが、それに「成分」つくとどうなるでしょう。ホノボノ感は変化するでしょうか。

  • 天然成分・・・自然のままであること。人力が加わっていない自然のままの状態の成分。
  • 天然由来成分・・・天然から取り出したものに化学的処理した成分。不安定な天然成分を安定化させるために化学構造の一部を変えた物質。

「天然由来成分」とは化学物質処理がされているという意味です。具体的に知るとずいぶん印象が変わります。この意味から言うと「植物由来成分」も同じ事がいえます。つまり、植物から取り出したものに化学的処理した成分。不安定な植物成分を安定化させるために化学構造の一部を変えた物質、ということです。

言葉自体はわかりやすいです。しかし言葉から感じる印象に盲点はないのかな?「天然」と「由来」の言葉と「成分」がついた言葉の差が、少し違和感を感じませんか?では、先ほどからの聞き心地の良い言葉を並べて、眺めて見ます。

  1. 天然・天然成分・・・言葉の通り「そのまま自然」ということ。
  2. 天然由来・自然由来成分・・・抽出は天然のものからしているけど、それを化学物質的処理もしていますよというもの。

「天然由来成分」「自然由来成分」にさらに、「配合」がつくと、さらに成分の幅が広がります。

見た目だけでなく成分ラベルで知る。

聞き心地のよい言葉に翻弄されない方法は、定番ではありますが製品の成分ラベルをしっかり確認する、が近道のようです。天然素材の他に何が入っているか、そして、成分表記は多い順に並んでいるのでそこから製品の目的を想像することが大切と、改めて思います。

食品の成分表記のルールは厳しいですが、しかし雑貨品の成分ラベルには極々微量である成分の記載については曖昧な部分があります。明らかに危険な物や液性が危険なもの以外は記載がない場合もあり得るのです。

GSE(グレープフルーツ種子抽出物)は天然?天然由来?

やはりGSE屋さんとして語らなければならないのは、GSE(グレープフルーツ種子抽出物)のことです。GSEを使用する商品の成分ラベルも多種多様です。

  • GSE水溶液(グレープフルーツ種子抽出物と水の液体)に添加物を入れている商品。
  • ベースになる他成分の除菌剤に、抗菌目的としてGSEの成分を追加している商品。
  • GSE水溶液に、果皮と果肉の成分が入っている商品。

グレープフルーツ種子抽出物は言葉どおり「種だけ」の抽出物を差します。そのままアレルゲンがない除菌抗菌剤として使用できる性質があります。先日のブログでも書きましたが、添加物のないGSEは天然です。

過去記事
GSEの読み方の種類とGSEの大きな特徴について。そしてGSEにできる事は何かについて。

種から絞っただけのGSEの製品に、アルコールなど他の成分を入れていなければ、それは天然ということです。アルコール・塩素・化学物質など何かしらのアレルギーのある方も心配なく使用できるのがGSEです。

過去記事
グレープフルーツのアレルギーが心配で、グレープフルーツの名前がついているとドキっとして忌避してしまう方へ、解説します。GSE(グレープフルーツ種子抽出物)はグレープフルーツとはいえ、アレルゲンがないってことを・・・というお話。

最後に

私は症状によって強弱がありますが、ひとことで言えば多数のアレルギー体質です。それもあって最近は特に食べ物や人体に触れるものに、安心で安全なものを選ぶ傾向が強くなってきたように感じます。手軽で便利な物を使う事が多くなると同時に「不要な物質を取り入れたくない」「アレルギーを気にする」など、お手軽な物だからこその弊害にも敏感になってきています。

本日は「天然」の印象を受ける商品はどこまでその通りなのか?、そもそもどういう意味なのか?を改めてまとめてみました。ちまたに溢れる印象(文字情報を含む商品デザイン)が、その中身そのものを表現しているのか、私自身が買物中に惑わされないようになれたかなと思います。

という事で、先日手に取った商品に?マークが浮かんでから始まった今回のテーマを終わります。