GSE(グレープフルーツ種子エキス)を誤飲するとどうなる?

日本ではGSE(グレープフルーツ種子エキス)は雑貨品として主に除菌剤や保存料などの原材料で使用されています。既存食品添加物の扱いですが食品や飲料として製造されていません。海外のGSEサプリメントについては各自のご判断のもとでご使用ください。

  • GSEの水溶液(グレープフルーツ種子エキスを水だけで薄めたもの)に限ればアレルゲンを含みません。飲み物ではありませんが、口に入ってしまっても少し苦みを感じる程度です。製造メーカーで原材料のGSEに果皮果実を含まないと明記されている事が前提です。
  • GSEの水溶液に果皮果実がふくまれているものが口に入ってしまった場合、服用している薬やアレルギー体質などによっては適切な処置が必要な場合があります。
  • 上記2つどちらかに、添加物やその他の成分が入っているものが口に入ってしまった場合は、危険度などは裏ラベルに書いてある成分によります。いずれにせよ裏ラベルに従い適切な処置を行って下さい。

GSEは既存食品添加物

日本食品化学研究振興財団Webサイト
既存添加物名簿 か行 111番 グレープフルーツ種子抽出物

GSEは既存食品添加物で主成分は脂肪酸及びフラボノイドです。原材料がGSEと水だけと明記された製品は、既存食品添加物と水だけと同じ意味です。食品として販売されている製品ではないですが口に入ってしまった場合でも安心です。グレープフルーツ種子エキスは「原材料次第」では小さなお子様がいる家庭にも安心して使用できる除菌剤です。

以前、目に入ったり誤飲をしたりの記事を書きました。

小さなお子様がいる家庭は子供の誤飲には本当に気を遣います。私もそうだったなぁとしみじみ思います。いい笑顔で「ぱくっ」とか行くもんだから、こちらも笑顔の口のまま絶叫です。

特に昨今、スプレーボトルを購入してきて、それに除菌剤を詰め替えて使うなどしていませんか?。意外とそんな「詰替事故」もおきているようです。

目に入ったら水道水ですぐによく洗って、眼科へ行きましょう、と注意書きに書いてあります。誤飲の事故も増えてますね。

GSE以外の除菌剤を誤飲するとどうなる?

除菌剤の種類と成分によりますが、激しい物ですと命に関わりますので要注意です。

例えば次亜塩素酸ナトリウムは、激しい痛みや灼熱感、嘔吐、下痢そして腹痛。息苦しさや呼吸困難を起こすこともあります。

強アルカリと酸化作用によるもので、誤飲の量もさることながら、濃度も影響します。誤飲が分かったらすぐに適切な処置をしてください。かなり強烈なので、子供の経口致死量も5%溶液で15~30mlと少量でも危ないものです。

では、ここのところ登場が多いエタノールはどうでしょう。

エタノールを誤飲すると、気持ち悪くなって嘔吐、痙攣をおこしたりひどい時には昏睡状態になることも。呼吸困難などにも注意です。1時間くらいでほぼ吸収されるのですが、胃の中の食べ物によっても早かったり遅かったりするようです。

「あ、吸収されるんだ」なんて思ったらイケません。100%溶液を子供が6~30ml服用すると危険なのです。大人でも250mlは危険です。250mlって結構多いですけどね。ちょっと頑張って飲む感じになるので、誤飲の量ではない気はしますが。

いずれにしても、建物の入口や中など関所のように手指消毒の除菌剤が置いてあります。今では家庭に必ずある用品の1つにもなりました。誤飲が起こる前に、除菌剤のラベルにある成分を把握しておきましょう。

会員登録でポイントもらえる