「うちの旦那の枕が臭うんです」「僕の枕は妻や子供から臭うと言われるのです」など、お仕事でお会いして、雑談で臭いのお話などをしていると希にこんなことを激カミングアウトされます。

  • 確かに枕は臭うことが多いと思います。
  • 確かに男性の方が臭うというお話を聞く気がします。

そう、まさに枕は菌にとってのパラダイスなのです。

枕の臭いの原因はズバリ【湿気と皮脂】。この二つの要因で菌の増殖を後押しします。

人は就寝中コップ1杯の汗をかきます。特に頭皮(地肌)は汗腺はも皮脂腺も多いのです。

後押しその①【汗腺】

汗腺は手のひら足の裏の600個/㎠がダントツ多いですが、次に多いのが実は頭皮(地肌)なんです。その数360個/㎠!胴体が175個/㎠という事実からもうかがえる多さです。汗腺には2種類あって、エクリン汗腺とアポクリン汗腺であり、地肌の汗腺はエクリン汗腺です。エクリン汗腺は体温調節をする役割があって、そこから出る汗(水分)はほとんど無臭です。

後押しその②【皮脂腺】

が!しかし、地肌は汗腺だけでなく皮脂腺の数も多いのです。皮脂腺の多い場所はTゾーンで52~79個/㎠。この数でNO.2です。

なんとNO.1は、そう、地肌!144~192個/㎠というぶっちぎりの数なのです。出る汗に臭いもなく体温調節のお水に近い汗にもかかわらず、枕が臭う原因はこの汗腺と皮脂腺のカップリングのためなのです。

後押しその③【温度と湿度】

菌がすくすく育つ温度は3つに分類されます。

低温・中温・高温と3種類の菌があり、枕は最適増殖温度が30度から38度あたりの中温菌でパラダイスが形成されると考えることができます。そして細菌が一気に増殖する湿度は70%以上です。


では、実際に枕はどうでしょうか。なかなか資料が見つからないので、実験してみることにします。

部屋の温度25度、湿度41%の現在の我が家での枕の状態は、どうでしょうか。実験実験♪

枕と頭の間に置いた温湿度計・・・10分で30度60%まで上がり、一番温度が上がったであろう朝方には35度78%でシューシューいうところまで上昇しています。中温菌が大喜びで増殖する温度と湿度を記録。ここまで温度も上がると首回りの汗も加勢して枕もジットリしてきます。

枕カバーをたとえ毎日洗ったとしても、枕本体への影響は計り知れませんね。

では、どうすれば?


枕はできるだけ「干す」ことは推奨されています。風通しを良くして湿気を飛ばすのです。その時に、ぜひもうひと手間(にもなりませんけど)で更に臭いやアレルギー物質除去しましょう。

枕の除菌にはグレープフルーツ種子抽出物(GSE)のスプレーがおすすめです。

自分も側で寝ているご家族に対しても、さまざまなニオイを発することでせっかくの快適睡眠の邪魔をしてしまっては、除菌をしても意味がない。GSEは強力除菌でありながら無臭の除菌抗菌剤ですから、乾いた後もにおい残りもありません。残ってしまった菌さえも抗菌性能で抑えてくれるGSE。

安眠の為の枕には、においがなく、さらに臭いをも撃退するGSEがとても相性が良いというお話でした。

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