天ぷら油などもそのまま流して廃棄してはいけませんよね。除菌剤も廃棄の仕方に注意が必要な物があります。何かしらの理由で廃棄をしなけらばならないとき、どのようにすればよいのでしょうか。
家庭で使われている主な除菌剤はこちら。
- アルコール消毒液
- 次亜塩素酸水
- 次亜塩素酸ナトリウム
- 天然成分のもの
廃棄に注意が必要な理由は、環境への負荷や、人体への影響が危惧される場合があるからです。
結論から言いますと、基本的に家庭用で使われる除菌剤は水でうす~くうす~く希釈をすることで、ほとんどの物はそのまま廃棄できます。濃度を薄くすることで環境負荷を軽減するのです。アルコールは自治体にお問い合わせください。
もう一つ気をつけることは、以前も書きました【混ぜるな危険】の部分です。
酸性の物とアルカリ性の物を一緒に捨てない、逆の性質の物を捨てた後は流水をたっぷり流してから廃棄したい除菌剤を流す、など注意が必要です。
基本的には、製品の裏書きを見て廃棄についての注意書きを確認することが一番です。
上記の注意は次亜塩素酸水も次亜塩素酸ナトリウムも同じと考えてください。
次は天然成分の除菌剤の捨て方です。
「天然成分ならば大丈夫そう」という安心感はあるかもしれませんが、酸性かアルカリ性かも気にしてください。大きくどちらかに振り切った天然成分もあります。レモンなど、そのままでPh2で結構な酸性ですから。胃液の胃酸がPh1なので、レモンも「すごっ」ってなりますよね。
GSE(グレープフルーツシードエキス)はどうでしょう。私はこうお答えします。
「はい、スプレーで使う仕様になっているGSEはジョボジョボ流して大丈夫です」
なぜなら、希釈前のかなり濃い状態では酸性ですが、製品化された物は限りなく中性に近いからです(各社製品によって違いがありますので、そこは要確認です)。
もし、GSEが濃いものでしたら、それはお水で薄めてから廃棄してください。もともと刺激がほとんどなくグレープフルーツの種なので、環境負荷がなく廃棄に条件はありません。
少し使って置きっぱなしになっていて、消費期限が来てしまってるかも!とか、もう使わない認定したので、などの理由で廃棄することになった場合のご参考になれば・・・幸いです。