レジオネラ菌の増殖場所は「ぬめり」

レジオネラ菌はレジオネラ症、特に多いのがレジオネラ肺炎をおこす可能性のある菌です。

感染はエアロゾル・吸引・誤嚥・土壌などからの感染です。そして、体内で増殖します。

レジオネラ菌が増殖しやすい場所は自然界ではアメーバの中、家庭内では「ぬめり」です。したがって加湿器の中は増殖しやすい場所です。

レジオネラ菌とは

レジオネラ菌属は60種類ほど確認されている菌ですが、その中でも一番身近なのがレジオネラ・ニューモフィラという菌です。人に感染するレジオネラ菌属は約20種類ほどと言われています。

土壌や池や湖など自然の中にも分布する菌ですが、お風呂や加湿器など人工環境水にも存在しています。

1976年にアメリカのフィラデルフィアでの原因不明の集団肺炎が発生したことにより、調査・発見され、初めて「レジオネラ・ニューモフィラ」と名付けられました。日本では1981年に初めての症例報告があります。

レジオネラ菌は

  • 好気性細菌
  • グラム陰性菌の桿菌
  • 長さ2~20ミクロン、幅0.3~0.9ミクロン
  • 鞭毛がある
  • 繁殖温度は20度~45度くらい
レジオネラ属菌の写真
さいたま市健康科学研究センター

レジオネラ菌は自然界においてはアメーバを宿主として増殖をしています。アメーバ1個体に対して1000個くらいに増殖します。最後はアメーバを食い殺して水の中に放出され、その水を汚染します。

そんなレジオネラ菌は人の身体に入ると、白血球(マクロファージ)内で増殖します。

人の体温に近い36度くらいが最適と言われていますので、体内は増殖しやすい温度です。逆に60度以上の高温になると5分以内に殺菌される検証結果もあります。

食品からの検出事例はありません。水やお湯からのみです。

感染症は感染症法によって分類されています。現在一類から五類とその他三つの感染症で定義されていますが、これで言うとレジオネラ症は四類感染症にあたり、人から人への感染はほとんどないが、動物、飲食物等の物件を介して感染するため、動物や物件の消毒、廃棄などの措置が必要となる感染症という定義になります。

レジオネラ菌事件

レジオネラ菌の感染はエアロゾル・吸引・誤嚥・土壌などからです。

  • 川や湖などで溺れて誤飲する
  • 大衆浴場で汚染された状態での入浴
  • 汚染された冷却水がエアロゾルとなる
  • 加湿器内でレジオネラ菌が発生する

などの理由から様々な場所で感染や時により集団感染を引き起こしています。

日本で多いのは温泉など、もしくは大きな浴室を持つ施設などではありますが、それは大きな施設などでのこと。インフルエンザや新型コロナウイルスを意識して、季節関係なくご家庭の導入数も格段に増えたことで、加湿器が家庭内という小さな空間でレジオネラ感染の原因になっていることが問題になっています。

レジオネラ症は汚染された状態での入浴時のジェットバスやシャワー、浴場でエアロゾル化された微細な水分の吸引などで感染を引き起こします。加湿器から出るミストはまさにエアロゾル化された水分です。

加湿器内部でレジオネラ菌が発生した場合に近くにいる人たちが比較的簡単に感染することは、不思議ではありません。

内容:レジオネラ症とは何か、から、感染の仕方から罹患した場合の対応の仕方などのQ&A。

レジオネラ感染の症状

レジオネラ症には「レジオネラ肺炎」と「ポンティアック熱」がありますが、60%~70%はレジオネラ肺炎といわれます。理由は明らかになっていませんが男性の罹患者が多く、患者の2/3は男性です。

潜伏期間はおおよそ2日から10日で、発熱・咳・痰・呼吸困難が主な症状です。呼吸器以外になると頭痛や筋肉痛、下痢、意識障害をおこすこともあります。

人から人への感染はありません。

加湿器のぬめりにはグレープフルーツ種子抽出物の出番

家庭の浴室で気をつけるべきは循環型でお湯を供給している場合です。24時間風呂などがそれにあたります。毎日お湯を入れ替えていれば、危険もほとんどありませんが、沸かし直ししていたりする場合はレジオネラ菌発生のリスクがあります。

しかし、家庭でのレジオネラ菌感染の多くは加湿器です。

加湿器はお水を入れてしばらく放置されると、レジオネラ菌やカビなどが発生します。特に、加湿器から出る水分は微細な水分ですので、肺に入りやすく侮れません。

自然界でのアメーバは加湿器の中では「ぬめり」、このぬめりは細菌やカビなどが増殖するときに出す粘着物質の集合体です。居心地が一緒なのか、アメーバの中とぬめりの中は増殖の度合いも一緒です。2時間毎に分裂します。24時間で1000倍になります。

解決方法は、加湿器にいれるお水をGSE水溶液(グレープフルーツ種子抽出物を水で希釈したもの)にすることです。

お水の代わりにGSE水溶液を入れるメリットは

  • 強力な除菌力で菌にも真菌(カビ)にも強い
  • 既存添加物(食品添加物)である
  • 抗菌力が強い
  • 無臭
  • 無刺激

強力な除菌力でぬめりをおこす細菌などを除菌します。レジオネラ菌の増殖場所をなくすのです。もちろんレジオネラ菌も抑制します。長時間水を入れておいたとしても、抗菌していればぬめりが発生しにくくなります。カビの発生も抑制しますので、一石二鳥です。

噴霧口から出てくる水分は無臭ですのでニオイも気になりません。

吹き出すミストを浴びても既存添加物で無刺激ならば安心です。弊社のGSE水溶液はアレルギーテスト・累積刺激テスト済みです。

さらに、ミストが落ちた場所は水分が蒸発しても抗菌します。レジオネラ症の対処だけでなく、周りの環境も整えます。

GSE水溶液を使う場合に推奨するのは超音波加湿器です。まんべんなくGSE成分を放出できる加湿器は超音波方式です。

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