前回は空気を嫌う菌でしたが、今回は少しだけ空気が必要な菌です。

カンピロバクターとは

カンピロバクターは芽胞を作らない、らせん状桿菌です。くねくねとしたミミズの様な長めの細菌で両毛と言われる、らせん状の両方からぴろぴろと毛が出ています。カンピロバクターは微好気性細菌です。

微好気性細菌は増殖するのに酸素が必要ではありますが、ほんのわずかな酸素量で増殖します。酸素濃度が3%~5%で増殖します。空気中の酸素濃度は約21%ですので、通常大気中では増殖はできません。

カンピロバクターは微好気性細菌なので健康な鶏・牛・豚の腸内にいる菌で、処理段階で食肉に付着します。特に鶏には高い確率で保有しています。

  • 鶏・・・約50~80%
  • 牛・・・約数%~40%
  • 豚・・・約50%

その他、ペットの犬や猫からの感染もあるのでトイレ(糞尿)の管理も注意が必要です。

発育温度域は31度から46度くらい、低温にも強く、少し湿った状態の環境で比較的長生きします。乾くと生きて居られませんから乾燥したチキンブイヨンなどにはいません。

カンピロバクターでの食中毒

  • 鶏のササミ・レバー・タタキなどの鶏肉の生食
  • 焼き鳥・親子丼・バーベキューなどの加熱不十分な鶏肉
  • 手指や調理器具を介して二次汚染を受けたサラダなどの食品
  • 管理不十分な水道施設の水や湧水
  • ペットのトイレやペット自身から

上記のような状況で感染します。直接の食材だけでなく、交差汚染もします。

毒素系の食中毒で、下痢・腹痛・発熱などの症状が出ます。特に下痢はひどく出ることがあり、その場合は水様だったり血液が混じることもあります。

カンピロバクターは熱に弱いので75度以上で1分以上加熱することで退治できます。

外部リンク
東京都福祉保健局 
知って防ごう カンピロバクター食中毒Q&A

GSE(グレープフルーツ種子抽出物)が、カンピロバクター食中毒に対してできること

生食する場合は交差汚染も含めて気をつけていただくことと、火を通す料理はしっかり火入れしていただくしかありませんが、GSE(グレープフルーツ種子抽出物)水溶液でお手伝いできる場所と言えば、

  • 手指や調理器具を介して二次汚染を受けたサラダなどの食品
  • ペット

に対してでしょうか。

生肉などカンピロバクターに汚染されているかもしれない物が触れる場所の「あらかじめ抗菌」と、触れたあとの「あとから除菌」です。

これは既存添加物(食品添加物)だからこそ安心できる除菌抗菌です。

そして、ペットのトイレや糞尿処理にも大いに活躍します。除菌とともに消臭もしますので、一挙両得です。

カンピロバクターは100個程度の菌数でも感染しますので、GSE(グレープフルーツ種子抽出物)水溶液をいつもより多めに使用して対策していただきたいです。

多めに使用したとしてもGSE水溶液は爆発炎上の恐れもなく、無臭で無刺激ですから、安心して対策できます。

GSEユーザーのつぶやき

先日、お客様からGSE水溶液はペットが嫌がらずとても助かる、とご報告いただきました。ニオイや刺激がある除菌剤と違って、GSE水溶液は無臭・無刺激なのでわんちゃんねこちゃんも嫌がりませんね。

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