除菌剤のラベルに載っている情報

除菌剤を手に取った時にラベルを見ますか?ラベルをあまり見ない方もいらっしゃると思いますが、個人的には(消費者の立場として)買おうと思った商品には下記の情報が載っていてほしいと思っています。

  • 品名・型番
  • 成分
  • 内容量
  • 使用方法
  • 使用上の注意
  • 液性
  • 原産国
  • 販売元や問い合わせ先
  • ボトルの素材情報

上記の情報が欲しい理由は

  • 品名・型番・・・問い合わせの時に必要
  • 成分・・・すごく重要。アレルギーや忌避する成分など細かく知りたい。
  • 内容量・・・使用の目安としても必要。
  • 使用方法・・・大まかには知りたい。詳しくはWebなどに載っていれば良い。
  • 使用上の注意・・・成分にもよって、必要な場合は欲しい。
  • 液性・・・手荒れや他の液剤などとの相性を知っておきたい。
  • 原産国・・・品質や信頼性のためにも知っておきたい。
  • 販売元や問い合わせ先・・・問い合わせしたくてもできないのは困るので。
  • ボトルの素材情報・・・廃棄の時のため。ボトルに明記されていればOK。

消費者として、私が知りたい情報です。

しかし、欲しい情報が載っていない、もしくはとても少ないという製品も少なくありません。

コーポレートサイトも要チェック

店頭には並んでおらずECショップ販売のみの商品も数あります。その場合はコーポレートサイトへ行き、情報収集は必要です。その場合、

  • 成分がはっきりしない
  • 内容量がわからない
  • 原産国がわからない
  • 販売者がはっきりしない
  • 商品の説明が曖昧

上記のようなコーポレートサイトの場合はご注意を。商品に詳しいサイトからの購入をオススメします。

除菌剤のほとんどは雑品

ラベルやサイトの情報が少ないことがある理由は、雑品という区分であることにあります。

「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「雑品」という区分がある中、除菌剤の成分などによって「医薬部外品」と「雑品」があります。アルコールは医薬部外品であることが多いかもしれませんが、その他の除菌剤はほぼ「雑品」です。ということでもちろんGSE(グレープフルーツ種子エキス)の除菌剤も雑品です。

雑品は滅菌・殺菌・消毒の言葉は使えません。

以前は手指に使用することも謳えませんでしたが、ここ数年はアレルギーテストや累積刺激テストをしていて問題がなく、安全であることがわかっていれば、手指にも使うことを推奨できるようになっています。

そんないろいろとルールのある雑品だからこそ、押さえる所をキッチリ押さえておかなければ安心して使用できないのでは、と思います。

雑品製品の情報の押さえどころ

雑品は滅菌・殺菌・消毒の言葉は使えないので、まずラベルやサイトに「滅菌・殺菌・消毒」の言葉があってはいけません。菌名やウィルス名、病症名もNGです。製造側・販売側としてかなり基本の「き」の部分です。製造や販売する側が、法律やルールをちゃんと理解していないのであれば「にわか業者」である可能性もあります。逆に理解しているにも関わらず「滅菌・殺菌・消毒」を使用しているのであれば、それこそ問題と考えます。誠実でないですよね。

製造者・販売者ではなく、消費者がこれらの言葉を発したり使用するのは問題ありません。

混ぜるな危険の液性ならば必ず「液性」と「混ぜるな危険」の表記があると思いますが、そうでなければ液性はいらないですか?という質問をされますが、いえ、記載して欲しいなと思います。書いてあることで肌に触れたり目に入ったときの対応が変わりますので、少しでも使用時に「うっかりお肌に触れちゃうかも」という可能性があるならば液性は必要だと思います。

ペットや赤ちゃんなどに使用するのであればなおのこと知っておきたい情報です。

販売元は、何かあった時に連絡する先は必要です。1本2本の手作りではないので、万が一のことはあり得ます。アフターフォローと言う意味でも販売元の記載がない製品は信頼性に欠けるのではないでしょうか。

そして1番必要なのは成分です。成分表示が曖昧であったり、入っていたらネガティブな成分を書かないのは良くないと思いますし、困ります。

商品は、成分を知って納得して購入したいものです。ラベルを見たけど情報が少なすぎて何が入っているかわからない、では困ります。「除菌成分」とあっても、それが何かがわかりません。何かあったときの責任のありかもわかりませんし、アレルギー反応があった場合も早めの対処ができません。

「除菌成分」の除菌している成分が知りたいのです。消臭剤の場合の「消臭成分」も然りです。

内容:除菌剤は住宅用又は家具用の洗浄剤のカテゴリーに入ります。その上で表示に必要なもの、ルールが書いてあります。

GSE(グレープフルーツ種子エキス)の情報

除菌剤は成分別でいうとアルコール系、塩素系、そして天然系とあります。GSE(グレープフルーツ種子エキス)は天然系です。天然系製品の場合よくある表記の「天然由来」は天然ではありません。元は天然成分ですが、その成分を化学的処理したものです。「天然由来」「天然成分由来」は天然ではありません。これは消費者にわかりずらい表記でも上位のものと思われます。

GSE(グレープフルーツ種子エキス)は安全安心で、無刺激のノンアルコール、ノンケミカルで・・・といろいろ良いところがありますが、GSEが入っていれば良いというわけではありません。安心してGSE水溶液を使用するための情報ポイントは、

  • 成分・・・お水とGSE(グレープフルーツ種子エキス)以外の何が入っているか
  • 使用上の注意・・・お決まりの文句はありますが、注意をちゃんと書いていないのはNGです。特に複数の成分で構成されているものは必要だと思います。
  • 販売元と連絡先の明記・・・絶対必要です。

GSE水溶液であれば、この辺りがはっきりしている物が良いのではないでしょうか。

成分はGSE(グレープフルーツ種子抽出物)と水だけの水溶液は使用の範囲が広く、トラブルの少ないものです。

しかし触った時に少し粘度がある、ヌルヌルがあるものはグリセリンが入っていたり、刺激が少しある物はエタノールなどが入っていたりしますし、液性がアルカリに振れているものも何かしらの添加物が入っています。

GSE水溶液はコロナ禍の前まではほとんど扱っている業者はいませんでした。本当に数社だけ。しかし、コロナ禍以降はGSE水溶液だけでなく、いろいろな除菌剤が一気に増えました。その中にはちゃんと研究もされ、検証もされた製品を作られる企業もある中、便乗と思える企業や製品も多くあります。ラベルやサイトの情報を見ることで製品の誠実性がわかることもありますし、販売元などの連絡先がはっきりしていることで、コーポレートサイトなどの確認ができれば安心度が増します。

そして、不具合のあったときにちゃんとメーカーが対応してくれるかどうかも重要です。

社長のつぶやき

GSE(グレープフルーツ種子抽出物)と水だけの水溶液は成分が「GSEと水」だけなので、何も悩むことがありません。使用上の注意も重大な事柄はなく、安心です。液性も中性~弱酸性で優しい液体です。

私自身、GSE水溶液でなければ使わない、というわけではありません。しかし、安全性や刺激性にはこだわっていると思います。自身がアレルギー体質であることも理由の一つです。

除菌剤に限らず、洗剤などもラベルなどの情報をしっかり見ることで、後悔しない物選びをしていただけたら良いなと思います。

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