除菌剤にはいろいろ種類があります。それぞれ使い所が違かったりします。そして、その違いが頭の中で混同したりもします!
GSEを使った除菌抗菌剤には様々なものがあります。成分が水とGSEだけのもの、アルコールやその他成分を混ぜた物、他の成分が主でその中にGSEを混ぜた物などです。この記事で「グレープフルーツ種子抽出物の除菌抗菌剤」「GSE除菌抗菌剤」「GSE水溶液の除菌抗菌剤」と表記しているものは、GSEと水だけで香料や溶剤など添加物不使用の製品を差しています。
日常会話でよく聞かれるな、という物の1つに「除菌剤と水分」にまつわる内容があります。「水がかかると効き目がおちる」のではないかという質問です。
除菌剤の効き目のポイントには「濃度」があります。それは、アルコールも次亜塩素酸もそうです。
アルコールは70%前後の濃度のものが効果が高いです。これが過剰な水分がある場所や手が濡れている状態だと、実質濃度が下がってしまいますので、効果が落ちるとされています。
次亜塩素酸も濃度(ppm)で効果の有無を言われますので、アルコール然り、です。
では、グレープフルーツ種子抽出物(GSE)はどうでしょう?
グレープフルーツ種子抽出物も濃度(ppm)は関係します。GSEは例えるならば【水性ペンキ】のような物です。
オイル状のGSEは、水に溶けているわけではありません。(一部の商品はアルコールなど添加物で溶け込んでいる場合もあります)水性ペンキを塗ったあと、水分が揮発するとペンキの成分が残って色がガッチリつきますよね。それと同じだとイメージしていただければわかりやすいと思います。
水分の多い状態で濃度が落ちるから効果が落ちるということはありません。揮発の後は成分のみが残って抗菌します。
どちらかと言うと、水分の多い状態は「水分が揮発するのに通常より時間がかかりますね」ということなので、「効果が落ちるのではなく、ガッチリ安定抗菌状態になるのに通常より若干時間がかかります」というデメリットにはなりますね。
濡れた場所や水分の多い状態でのご使用もグレープフルーツ種子抽出物は使いやすい!というお話でした。