熱湯は菌やウィルスを熱湯消毒できます(注:全てではありません)。除菌に使っている液体は、温度が高上がるとどうなるのかな?!

超メジャー級のアルコール・次亜塩素酸水と、マイナー級代表?のグレープフルーツ種子エキス(GSE)、それぞれの温度について、いってみよう~!

まずはアルコール除菌液から。

アルコール除菌液の有効濃度は70%前後と言われています。この濃度は消防法上で「危険物」になります。アルコール除菌液はそのまま温度が上がったから何か(発火等)がおこるわけではありませんが、揮発性の物なので、温度が上がる→揮発する→少しの火気で(引火)爆発炎上‼という可能性があります。

近くに火気がある場合、70%のアルコール除菌液は【24度】で引火します。つまり、暖かい~暑い日で「火がつく」条件が揃うのです。

では適正温度とは。実は特に「この温度でお使いください」というものはありません。が、エタノールの引火点が思いのほか低く13度くらいなのです。

アルコール純度の高い除菌液は、涼しく、周りに火の気がない所で使わないといけませんね。キッチンは上の方は温度が上がるので置かないように気を付けたいですね。容器を移し替える時の材質は重要ですね、揮発ガスが引火しやすいので密閉していてしかも劣化しない入れ物ですね。そしてこんなに気をつけているのに、更に子供の目につかないところに置かないといけないですね。極めつけは、こんなにこんなに気をつけているのに、使う時になると、大切に保管し扱っている主の肌の皮脂膜を情け容赦なく破壊してきますね。アレコレソレコレ・・・

・・・た、大変。性能が良いのは間違いないですが。

次亜塩素酸水はどうでしょう。注:次亜塩素酸ナトリウムの事は言っていません。

ここ数年で低コスト&威力から市民権を得て一気に超メジャー選手となった次亜塩素酸水は、30度を超えると次亜塩素酸濃度が低下します。次亜塩素酸は除菌スピードも速いですが、その速さが濃度の低下を後押ししています。イメージとしては焦って手当たり次第に周りの物をつかんでいる、そんな感じでしょうか。

濃度が低下すると除菌効果も低下するので30度を越える状況には置かない方が良いでしょう。30度と言えば、近年の夏場は簡単に超える温度です。特に仕事に出かけて帰宅すると『ムワッ』とした空気に迎えられる、、、昼間は30度など簡単に超えているでしょう。

次亜塩素酸水もできるだけ涼しくて直射日光に当たらず、振動のない場所での使用・保管が推奨されています。特に熱気ムンムンの場所での使用・保管には気をつけて、です。

グレープフルーツ種子エキス(GSE)の場合は、というと。

温度変化にもの凄く強いのです。アメリカの論文で400度、というのを見かけて時は「流石にそれは・・・」となりましたが、80度くらいまでは問題ないとされています。開発者も申しておりました。

これは真夏日でも大丈夫な温度です。車の中も「夏は70度になる時も‼」と言われていますが、あれれ!大丈夫ですよね、70度。家の中、外出時で80度超える場所を探す方が大変でしょう。

しかもグレープフルーツ種子エキスは火がつかないのです。そう、危険物でもないので飛行機での輸送もできる優れ物。

グレープフルーツ種子エキスはどこにいても、何をしていても気を使わないですむ除菌抗菌剤なのです。なんとストレスフリーではあ~りませんか。

グレープフルーツ種子エキス(GSE)ほど温度変化でも疲れない除菌抗菌剤は見かけませんね、というお話でした。

褒めすぎてもアレなので、グレープフルーツ種子エキスだってメリット・デメリットがちゃんとあるとお伝えします。デメリットと言ってよいのかわかりませんが。。

会員登録でポイントもらえる