抗菌とは

抗菌の定義は、菌を長時間生やさない状況を作る事です。菌が繁殖しにくい環境にします。

殺菌や除菌などは取り除くや殺すという字を使うように、ある程度の基準の範囲で菌を減らしますが、抗菌の定義は増やさない・生やさないです。

知られているのは人に対する抗菌薬でしょう。医学の世界ではすでに当たり前になっている「抗菌」という言葉を、この頃除菌に対しても使用することが多くなり、目に入る事が増えました。

細菌の発育を抑えたり、殺したりする物質のことを抗菌性物質といい、動物や人に対してだけでなく野菜などの生産現場や除菌剤や抗菌加工品でも使われます。分野によって抗菌性物質の定義は多様化しています。

グレープフルーツ種子抽出物(GSE)の抗菌は

GSEは元々オイル状の物です。GSEと水だけで作られた水溶液であれば、スプレーしたあと水だけが揮発しオイル状の成分だけがその場に残ります。残った成分はその場で働き続けます。

ただ単に生育させないだけでなく、除菌の成分がその場で待ち受けできるのがGSE(グレープフルーツ種子抽出物)の最大の特徴です。

抗菌性のない除菌剤との結果の比較

アルコール消毒液(エタノール)や塩素系除菌剤は抗菌性がありません。

スプレー → その場で強力除菌 → 浮遊菌が落ちてくる → 菌が育つ → スプレー

の繰り返しになります。

グレープフルーツ種子抽出物(GSE)水溶液の場合

スプレー → その場で強力除菌 → 浮遊菌が落ちてくる → 抗菌、しかも待ち受け除菌 → 浮遊菌が落ちてくる → 抗菌、しかも待ち受け除菌 → 1ヶ月ほど繰り返す(各製品により違いがあります) → スプレー

の繰り返しになります。もちろん精度をあげるためにスプレーの回数を増やしていただき安心感を高めていただくことはオススメです。しかし確実に1回使い捨ての状態と数回使い回しができることの違いはあります。

「抗菌」のイメージ

「抗菌」のイメージは

  • あまり意味がないような気がする
  • 効かない

というご意見をお聞きします。このイメージの一つに水場で使用される製品のイメージがあるのではないでしょうか。

お風呂やキッチンの製品で「抗菌加工済」の物が多くあります。特にお風呂のバスチェアやバスラックなどは代表的でしょう。これらに「カビが生える」から効かない、というご意見が多くみられます。

しかし、抗菌は「生えにくくする」ことであり「生やしません」ではありません。洗ったり磨いたりがなければ抗菌加工部分の上に汚れが蓄積し、その蓄積を足場にカビや菌が増えます。

抗菌加工されていなければもっと激しく生育するところを抑制しているわけなのですが、わかりにくいと思われています。

水などがかかりにくい場所ならばわかっていただけるかもしれません。

私がよくオススメするのは「お風呂の天井」です。

すでに結構生えている場所であれば、なお納得が早いかもしれません。

  1. 一度、汚れを落とします。この場合カビなども漂白剤などで落とします。(GSE水溶液は漂白成分などが入っていません。)
  2. グレープフルーツ種子抽出物(GSE)水溶液を前面にスプレーして乾かします。

この2つの手間で終了です。

これまでのカビの生えるサイクルと比べていただければよくご納得いただけるかと思います。天井はお水がかからないので成分が残りやすくわかりやすいのです。月に1度や気が向いたときにスプレーしてください。気がつくと「あれ?生えてない」となります。

「抗菌」とは安心感が得られることと、楽ができることです。

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